食欲をそそる香り。
そして、お口にいれた瞬間に鼻に抜ける、ひとくせありながらも爽やかでフルーティな味わい。

これが、山椒チキンキーマに魅了される理由ではないでしょうか。

鰻にかけるときの山椒・麻婆豆腐で使われる山椒とはまた違うこの”フルーティさ”は、
日本の山椒のほかに、ネパール山椒のティムールとグリーンカルダモン、ブラックカルダモンがあるからこそです。

ピリッと感の少ないネパール山椒と集中力やリラックス効果があるとされる特徴異なる2つのカルダモンが、
まるで、 自分のためにブレンドされたアロマのように 感じるほどの癒される味わいなのです。

さらにそこに加えたのは、 繊細な甘みを感じる”メース”。
メースは、ニクズクという常緑高木からとれ、 黒い種子の中に包まれているのがナツメグ。
その種子のまわりの 網目状の赤い皮を”メース”といいます。
メースは、ナツメグに比べて より甘さや香りが繊細で、 お菓子などにも使われているのが特徴です。

ほろほろにほどけたチキンに 山椒を筆頭とした繊細な香りたちが溶け合って、

「あ、今日の私には山椒チキンキーマが必要だ笑」

と思わず癒しを求めるそんな日の 心強い一皿ができました。

 



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